松井証券で口座を作ったものの、「株ってどうやって買うの?」「手数料はいくらかかる?」「1株だけ買うことはできる?」と、最初の一歩で手が止まってしまう方は多いと思います。特に注文画面には「成行」「指値」「口座区分」など見慣れない言葉が並ぶので、迷いやすいところです。
この記事では、松井証券で日本株を買う手順を、手数料が無料になる条件や注文方法の違いとあわせて、初心者向けにわかりやすく解説します。検索されることの多い「単元未満株(1株)は買えるのか」という疑問にも、正直にお答えします。
※手数料・取引時間などは2026年11月時点で松井証券の公式サイトで確認した内容です。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
結論:松井証券で株を買うときに押さえておきたい4つのポイント
- 1日の約定代金(売買が成立した金額)の合計が50万円までなら、手数料は0円
- 25歳以下なら金額に関係なく手数料0円、NISA口座での売買も手数料0円
- 日本株は基本的に100株単位で買う。単元未満株(1株など)の新規の買付はできず、売却のみ
- 注文は「日本株アプリ」から、銘柄検索→「現物買」→注文入力→確認の流れでできる
まだ口座をお持ちでない方は、先に口座開設を済ませておくとスムーズです。
松井証券の魅力、まずはお試しください。口座開設の流れは、松井証券でNISA口座を開設する方法とメリットで詳しく解説しています。
株を買う前に知っておきたい基本
日本株は「100株」単位で買うのが基本
日本の株式は、多くの銘柄で売買の単位が100株と決められています。この売買単位のことを「単元(たんげん)」といいます。そのため、株を買うのに必要なお金は「株価×100株」がひとつの目安になります。
たとえば株価が2,000円の銘柄なら、2,000円×100株=20万円(+手数料)が必要です。株価が500円の銘柄なら5万円で買えます。「株は何十万円もないと買えない」と思われがちですが、銘柄によっては数万円から買えるものもあります。
口座区分(特定口座・一般口座・NISA)を選ぶ
注文するときには「口座区分」を選びます。どの口座で買うかによって、利益が出たときの税金の扱いが変わります。
- 特定口座:証券会社が年間の損益を計算してくれる口座。「源泉徴収あり」を選んでおけば、原則として確定申告が不要になります
- 一般口座:損益の計算を自分で行い、利益が出たら確定申告をする口座
- NISA口座(成長投資枠):利益に税金がかからない口座。株式は成長投資枠で買えます
初心者の方であれば、「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」のどちらかを選んでおけば大きな失敗はありません。
松井証券の株の手数料:1日50万円までなら0円
松井証券の日本株の手数料は、1日に約定した金額の合計で決まる「ボックスレート」という仕組みです。1回ごとの注文ではなく、1日の合計額で判定される点がポイントです。
| 1日の約定代金の合計 | 手数料(税込) |
|---|---|
| 50万円まで | 0円 |
| 100万円まで | 1,100円 |
| 200万円まで | 2,200円 |
| 以降100万円ごと | 1,100円ずつ加算 |
| 1億円超 | 110,000円(上限) |
※現物取引と信用取引、取引所とPTS(後述の夜間取引など)の約定代金を合算して判定されます。
つまり、1日に買う金額が合計50万円以内であれば、何回注文しても手数料はかかりません。少しずつ買っていく初心者の方にとっては、とてもありがたい仕組みです。
25歳以下とNISA口座は手数料0円
- 25歳以下の方は、約定代金に関係なく手数料が0円です(26歳になる月の最終営業日の取引分まで)
- NISA口座での日本株の売買は、金額に関係なく手数料0円です
NISA口座で買えば、手数料だけでなく、売って利益が出たときの税金もかかりません。長く持つつもりの株であれば、まずNISAの成長投資枠で買うことを検討するとよいと思います。NISAで売ったあとの枠の扱いは、新NISAで売ったら枠はいつ復活する?で解説しています。
単元未満株(1株)は松井証券で買える?
「1株だけ買いたい」「少額で好きな会社の株主になりたい」という方も多いと思いますが、ここは正直にお伝えします。松井証券では、単元未満株(100株に満たない株)を新しく買うことはできません。松井証券の手数料ページでも、単元未満株は「売却のみ」の受付と案内されています。
売却はできる
株式分割や相続などで手元に単元未満株がある場合は、お客様サイトや日本株アプリから売却注文を出すことができます。手数料は約定代金の0.55%(税込)で、インターネットでの注文かつNISA口座であれば無料です。
「買増請求」という方法もあるが、初心者向けではない
すでに持っている単元未満株を100株にそろえるために、足りない分を発行会社などから買い取る「買増請求」という手続きもあります。ただし松井証券の公式FAQによると、受付は電話のみで、取次手数料が1銘柄1回あたり1,100円(税込)かかり、株が入庫されるまで約2週間かかります。NISA口座で持っている単元未満株は対象外です。「1株から気軽に買う」ための方法ではないので、ここは割り切って考えたほうがよいでしょう。
少額から始めたいならどうする?
「どうしても1株単位で個別株を買いたい」という場合は、単元未満株の買付に対応している別の証券会社を使う方法があります。一方で、「少ない金額から資産運用を始めたい」という目的であれば、松井証券でも少額から積み立てられる投資信託があります。投資信託の積立はポイントも貯まるので、松井証券ポイントの貯め方・使い方もあわせて参考にしてください。
松井証券の日本株アプリで株を買う手順
ここからは、スマホの「日本株アプリ」で株を買う流れを説明します。パソコンの「お客様サイト」でも、「日本株」→「現物買」から同じように注文できます。
手順1:銘柄を探す
- 画面下部の「銘柄検索」を押す
- 検索窓に、銘柄名・銘柄コード(4桁の番号)・キーワードのいずれかを入力する
- 表示された銘柄の詳細画面で「注文画面へ」を押す
- 「現物買」を押す
すでに持っている株を買い増す場合は、マイページの保有株式一覧で銘柄の右上にある「…」から「注文入力へ」→「現物買」と進むこともできます。
手順2:注文内容を入力する
注文画面には「詳細注文」と「シンプル注文」があります。シンプル注文は、株数と値段を入れるだけで発注できるので、初めての方はこちらがわかりやすいと思います。入力する主な項目は次のとおりです。
- 株数:100株、200株…と単元の倍数で入力
- 値段(注文方法):成行か指値かを選ぶ(次の項目で解説)
- 口座区分:特定口座・一般口座・NISAから選ぶ
- 取引暗証番号:口座開設時に設定した番号を入力
入力が終わったら「注文確認画面へ」を押します。
手順3:内容を確認して発注する
確認画面で、銘柄・株数・値段・口座区分に間違いがないかを確認し、「注文実行」を押せば注文完了です。「注文照会へ」から、注文が成立(約定)したかどうかを確認できます。
「成行」と「指値」の違い
注文方法でよく迷うのが、「成行(なりゆき)」と「指値(さしね)」の違いです。
| 注文方法 | どんな注文? | 向いている人 |
|---|---|---|
| 成行 | 値段を指定せず「いくらでもいいから買う」注文。すぐに約定しやすい | すぐに買いたい人 |
| 指値 | 「◯円以下なら買う」と値段を指定する注文。指定した値段にならないと約定しない | 買う値段にこだわりたい人 |
成行は早く買える反面、株価が急に動いたときに思ったより高い値段で約定してしまうことがあります。初心者の方は、今の株価に近い値段で指値注文を出しておくと、想定外の値段で買ってしまう心配が少なくなります。
株を売買できる時間
株は、証券取引所が開いている時間に売買が成立します。松井証券では、取引所の時間外でも「PTS(私設取引システム)」を使って売買できます。
| 取引の場 | 取引時間 |
|---|---|
| 東京証券取引所 | 前場 9:00〜11:30/後場 12:30〜15:30(平日) |
| PTS デイタイム・セッション | 8:20〜15:30(注文受付は6:00〜) |
| PTS ナイトタイム・セッション | 17:00〜26:00(翌日の午前2時) |
PTSの夜間取引(ナイトタイム・セッション)は、仕事が終わってから株を買いたい会社員の方には便利です。ただし、対象は現物取引のみで、ジャパンネクスト証券が指定する銘柄に限られます。夜間の取引は翌営業日の取引として扱われる点にも注意してください。
株を買うときの注意点
50万円の判定は「1日の合計」
手数料0円の条件は1回の注文ではなく1日の合計額です。たとえば30万円の株を2回買うと合計60万円になり、手数料が1,100円かかります。50万円を超えそうなときは、日を分けて買うのもひとつの方法です。
口座区分の選び間違いに気をつける
NISAで買うつもりが、うっかり特定口座で注文してしまうと、あとから口座を移すことはできません。注文確認画面で、口座区分が意図したものになっているかを必ず確認しましょう。
代金の受け渡しは約定日から3営業日目
株の売買が成立してから、実際に株とお金が受け渡されるのは、取引所での取引なら約定日から3営業日目です(PTSの夜間取引は4営業日目)。売ったお金をすぐに出金したいときは、この日数を見込んでおきましょう。
他社の株を松井証券にまとめたいとき
ほかの証券会社で持っている株を松井証券にまとめたい場合は、移管の手続きが必要です。手順は他社から松井証券へ移管する方法で解説しています。
まとめ
- 松井証券の日本株は、1日の約定代金の合計が50万円までなら手数料0円
- 25歳以下、NISA口座での売買は金額に関係なく手数料0円
- 日本株は100株単位で買うのが基本。単元未満株の新規の買付はできず、売却のみ
- 日本株アプリなら「銘柄検索」→「現物買」→注文入力→「注文実行」の流れで買える
- 初心者は今の株価に近い値段での指値注文と、口座区分の確認を習慣にすると安心
- PTSを使えば17:00〜26:00の夜間にも売買できる(翌営業日の取引扱い)
松井証券は、1日50万円までの手数料無料や、わかりやすいシンプル注文など、少額から株を始めたい人にとって使いやすい証券会社だと感じています。「1株から」は買えない点だけは注意しつつ、まずは手の届く株価の銘柄を100株、NISA口座で買ってみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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