SBI証券で新NISAの積立をしている私にとって、ずっと気になっていたのが「証券口座に入れておくお金の置き場所」です。
そんな中で、最近検索が急に増えているのが、SBI新生銀行の「SBIハイパー預金」です。SBI証券と連携させるだけで、普通預金より高い金利がつき、しかも証券口座への入金の手間もなくなるという仕組みです。
この記事では、SBIハイパー預金の仕組み、金利、SBI証券との連携の設定方法、注意点を、公式サイトの情報をもとにわかりやすく解説します。
SBIハイパー預金とは?
SBIハイパー預金は、SBI新生銀行が提供している「SBI証券連携預金」です。一言でいうと、SBI新生銀行の預金なのに、そのままSBI証券の買付に使える円預金です。
ポイントは次の3つです。
- 普通預金より高い金利:2026年9月25日時点で年0.55%(税引後 年0.4382%)
- SBI証券の買付余力に自動反映:入金の操作をしなくても、残高で投資信託や株を買える
- 元本保証・預金保険の対象:普通の預金と同じく、1,000万円とその利息までが保護される
「買付余力」とは、証券口座で今すぐ株や投資信託を買える金額のことです。これまではSBI新生銀行からSBI証券へ入金してから買付をする必要がありましたが、SBIハイパー預金に入れておけば、その手間がなくなります。
SBIハイパー預金の金利
SBI新生銀行の公式サイトによると、2026年9月25日時点の金利は次のとおりです。
| 預金 | 金利(税引前) | 税引後 |
|---|---|---|
| SBIハイパー預金(SBI新生銀行) | 年0.55% | 年0.4382% |
| 参考:SBIハイブリッド預金(ドコモSMTBネット銀行) | 年0.41% | 年0.3267% |
※SBIハイブリッド預金の金利は2026年8月3日時点(SBI新生銀行の公式サイト掲載の比較表より)。
SBI新生銀行の公式サイトでは、SBIハイパー預金の金利は「ステップアッププログラム最上位のダイヤモンドステージの円普通預金よりもおトク」と案内されています。どちらも毎日見直しとなる変動金利なので、最新の金利は公式サイトで確認してください。
例えば、SBIハイパー預金に100万円を1年間置いておくと、税引前で年5,500円(税引後で約4,382円)の利息がつく計算です。利息は毎月受け取れます。
SBIハイパー預金の3つのメリット
①証券口座への入出金が不要になる
SBIハイパー預金の残高は、SBI証券の買付余力に自動で反映されます。反対に、SBI証券で使わずに残っている預り金は、自動的にSBIハイパー預金へ入金されます(預り金自動スィープサービス)。お金を「銀行」と「証券」で行ったり来たりさせる操作が要らなくなるのが、一番の魅力です。
②待機資金にも金利がつく
投資のタイミングを待っている間のお金や、生活防衛資金の一部も、SBIハイパー預金に置いておけば普通預金より高い金利がつきます。証券口座の預り金のまま眠らせておくより、効率的です。
③SBI新生銀行のダイヤモンドステージになれる
SBI新生銀行には、取引状況に応じてサービスが優遇される「ステップアッププログラム」があります。公式サイトによると、SBIハイパー預金を開設するだけで、最上位のダイヤモンドステージになります(月末時点で条件を満たすと、翌々月からステージアップ)。
ダイヤモンドステージになると、例えばインターネットでの他行宛振込手数料が月10回まで無料になります。ATM出金手数料の優遇もあるので、メインバンクとしても使いやすくなります。
SBIハイパー預金の申込方法(SBI証券との連携設定)
SBIハイパー預金を使うには、SBI新生銀行の口座とSBI証券の口座の両方が必要です。申込・利用は無料です。
SBI新生銀行・SBI証券の口座を両方持っている場合
公式の操作ガイドに沿うと、SBI新生銀行アプリからの申込の流れは次のとおりです。
- SBI新生銀行アプリにログインし、「SBIハイパー預金」をタップ
- 「SBIハイパー預金を申し込む」をタップ
- 規定・重要事項を確認して同意し、スマホ認証などで本人確認
- 「次へ進む(SBI証券WEBサイト)」からSBI証券のページへ移動
- SBI証券のユーザーネームとパスワードでログイン
- 「預り金自動スィープサービス規程」などを確認し、チェックを入れて「申込」をタップ
これで申込は完了です。利用が始まるタイミングは次のとおりです。
- 平日15:00までに申込:当日17:15頃から
- 平日15:00以降、または土日祝日に申込:翌営業日17:15頃から
どちらかの口座を持っていない場合
SBI証券の口座がない方は、先にSBI証券の口座を開設し、開設が完了してからSBI新生銀行でSBIハイパー預金を申し込みます(証券口座と同時には開設されません)。
▼SBI証券の口座開設はこちら(口座開設は無料)
SBI新生銀行の口座をまだ持っていない方は、まずはSBI新生銀行の口座開設から始めましょう。
入金は円普通預金からの振替で
SBIハイパー預金への入金は、SBI新生銀行の円普通預金からの振替で行います(アプリ・パワーダイレクト・店舗で1円以上1円単位)。毎日・毎週・毎月の「定額自動振替」を設定すれば、給料日後に自動で投資用のお金を移しておく、といった使い方もできます。
SBIハイパー預金の注意点
SBIハイブリッド預金とは併用できない
ドコモSMTBネット銀行(旧住信SBIネット銀行)の「SBIハイブリッド預金」を使っている方が、SBIハイパー預金を申し込むには、先にSBIハイブリッド預金を休止する必要があります。平日15:00までに休止を申し込むと、翌営業日の26:00頃からSBIハイパー預金を申し込めるようになります。
SBI新生コネクトは2026年10月16日で終了
SBI新生銀行とSBI証券をつなぐ従来のサービス「SBI新生コネクト」は、2026年10月16日(金)でサービスを終了します。10月19日(月)以降は投信積立の自動入金・自動出金が使えなくなるため、SBI新生コネクトで投信積立の入金をしている方は、後継サービスのSBIハイパー預金への切り替えが必要です。
証券口座のセキュリティ対策は必須
SBIハイパー預金の残高はSBI証券の買付に直接使えるため、万が一フィッシング詐欺などで証券口座のIDやパスワードが盗まれると、預金残高にまで影響が及ぶおそれがあります。SBI新生銀行も公式サイトで注意を呼びかけています。複雑なパスワードと多要素認証を設定し、不審なリンクは開かないようにしましょう。
金利は変動する
金利は毎日見直しとなる変動金利です。今後、市場金利の動きによって上がることも下がることもあります。
SBIハイパー預金はこんな人におすすめ
- SBI証券で新NISAや投資信託の積立をしている人
- 証券口座への入金をいちいちするのが面倒な人
- 投資の待機資金にも少しでも金利をつけたい人
- SBI新生コネクトを使っていて、切り替え先を探している人
SBI証券での新NISAの運用については、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 【新NISA・SBI証券】お金の出どころ別でポートフォリオを分けることは可能?
よくある質問
Q. SBIハイパー預金は元本保証ですか?
A. はい。円普通預金と同じく元本保証で、預金保険の対象です(他の預金と合算して元本1,000万円までとその利息が保護されます)。
Q. 申込に費用はかかりますか?
A. SBIハイパー預金の申込・利用は無料です。
Q. 使わなくなったら解約できますか?
A. 開設後に利用を希望しなくなった場合は、口座を「休止」できます。
まとめ
SBIハイパー預金は、SBI新生銀行とSBI証券を連携させることで、次のようなメリットが得られる円預金です。
- 金利は年0.55%(2026年9月25日時点、変動金利)
- 残高がSBI証券の買付余力に自動反映され、入金の手間がゼロに
- 開設だけでSBI新生銀行のダイヤモンドステージになり、他行宛振込が月10回無料
- SBI新生コネクト(2026年10月16日終了)の後継サービス
SBI証券をメインに使っている方なら、使わない理由が少ないサービスだと私は感じています。まずはSBI新生銀行の口座を用意して、SBIハイパー預金を申し込んでみてください。