暗号資産(仮想通貨)の取引で利益が出ると、原則として確定申告が必要になります。とはいえ「複数の取引所を使っていて、損益の計算が煩雑…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな中、2026年7月1日、暗号資産の損益計算サービス業界で大きなニュースが発表されました。今回は「クリプタクトとGtaxの統合」というニュースを入り口に、暗号資産の確定申告ツールの選び方について、私なりに解説していきます。
クリプタクトがGtaxを子会社化。2026年10月5日に統合へ
株式会社pafinが運営する暗号資産の損益計算サービス「クリプタクト」が、同じく損益計算サービスの「Gtax(ジータックス)」を子会社化し、2026年10月5日に両サービスを一本化すると発表しました。
背景には、機関投資家の参入拡大やWeb3関連政策の整備を受けて個人投資家の裾野が広がっている一方、DeFi(分散型金融)やNFT、ステーキングなど取引の形態が多様化し、税務計算の複雑さが増しているという事情があるようです。
気になるGtaxを使っている方の今後ですが、公式発表によれば「ログイン情報を含む現在の利用環境をそのままに、クリプタクトのサービスへシームレスに移行できる」とされ、損益計算の結果や取引データも引き継がれる予定とのことです。長年Gtaxを使ってきた方にとっても、大きな負担のない移行が予定されているといえそうです。
そもそも、なぜ損益計算ツールが必要なの?
「税理士に頼めばいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、暗号資産の損益計算を自分たちで正確に行うのは、実はかなり大変な作業です。
暗号資産の利益は現状、雑所得として総合課税の対象になり、所得によっては最大約55%の税率がかかります(暗号資産の税制については、以前書いたこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください)。
しかも、暗号資産の損益計算は「買った値段と売った値段の差額」だけでは終わりません。
- 複数の取引所を使っている場合、それぞれの取引履歴を合算して計算する必要がある
- 暗号資産同士を交換した場合も、その時点の時価で損益を計算しなければならない
- ステーキングやレンディングの報酬を受け取ったタイミングでも、課税対象になる
このように、取引所を複数使っていたり、単純な売買以外のサービスを利用していたりするほど、手計算での損益計算は現実的ではなくなっていきます。私自身、当ブログでステーキングや積立、レンディング、レバレッジ取引といった複数の記事を書いてきましたが、これらを組み合わせて使っている方ほど、損益計算ツールの必要性は高くなると感じています。
こうした煩雑な計算を、取引所からダウンロードした取引履歴をアップロードするだけで自動化してくれるのが、クリプタクトやGtaxのような損益計算ツールです。
クリプタクトとは
クリプタクトは、国内外の取引所やDeFi、NFTの取引にも対応した暗号資産の損益計算ツールです。取引履歴をアップロードするだけで、実現損益や保有資産の評価額を自動で計算してくれます。
無料プランでも一定範囲までの取引に対応しており、まずは無料で試してから、取引件数や必要な機能に応じて有料プランを検討する、という使い方ができます。ただし、料金プランや取引件数の上限は変更されることがあるため、実際に申し込む際は必ず公式サイトで最新の情報を確認するようにしてください。
気になった方は、まずは無料登録でクリプタクトを試してみるのがおすすめです。
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Gtaxとは
Gtaxも、クリプタクトと同様に暗号資産の損益計算に特化したサービスで、多くの国内外取引所に対応してきました。今回の統合発表までは、クリプタクトと並んで比較検討されることの多い、業界の代表的な2大サービスという位置づけでした。
前述の通り、2026年10月5日以降はクリプタクトに一本化される予定のため、これから新しく損益計算ツールを探すという方は、クリプタクトを選んでおけば、統合後もそのまま使い続けられることになります。
確定申告ツールを選ぶときのチェックポイント
数あるツールの中から選ぶ際は、次のようなポイントを確認しておくと安心です。
- 自分が使っている取引所(コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤーなど)に対応しているか
- DeFiやNFT、ステーキング・レンディングなどの取引にも対応しているか
- 無料プランでどこまでの取引件数・機能をカバーできるか
- 有料プランの料金が、自分の取引件数に見合っているか
特に、コインチェックとビットバンクを比較した記事やビットフライヤーとビットバンクを比較した記事でもご紹介したように、複数の取引所を使い分けている方は特に、損益計算ツールでの一括管理が力を発揮する場面だと思います。
まとめ
今回は、クリプタクトとGtaxの統合というニュースをきっかけに、暗号資産の確定申告・損益計算ツールについて解説しました。
暗号資産の税金計算は、取引所やサービスが増えるほど煩雑になっていきます。「そろそろ手計算では限界かも」と感じている方は、この機会に損益計算ツールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
気になった方は、この機会にクリプタクトの無料登録を試してみてはいかがでしょうか。
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なお、このブログでは実際の確定申告の手続きや税務相談については扱っておりませんので、具体的な申告方法に不安がある場合は、税理士など専門家への相談もあわせてご検討ください。