「ビットコインを少し買ってみたい」「歩いて稼ぐアプリで貯めた暗号資産の送り先がほしい」と思ったとき、最初の一歩になるのが取引所の口座開設です。
この記事では、私も使っているコインチェック(Coincheck)の口座開設の流れを、必要なもの・本人確認にかかる時間・つまずきやすいポイントとあわせて解説します。後半では、口座ができたあとにやっておきたい2段階認証や日本円の入金も、私の実際の画面(PC版)で紹介します。
結論:スマホとマイナンバーカードがあれば、手続きはアプリだけで終わる
- 個人の口座開設はコインチェックのアプリから行う
- 用意するのは、メールアドレス・スマホ・本人確認書類(マイナンバーカードがあるとスムーズ)
- 本人確認は「かざして本人確認」なら最短で当日中に終わることも。混んでいると数日かかる場合あり
- 18歳未満・75歳以上・海外に住んでいる方は口座を作れない
- 口座ができたら、まず2段階認証を設定してから入金する
コインチェックで口座を作れる人・作れない人
コインチェック公式のFAQによると、次に当てはまる方は口座開設を受け付けていません(2026年10月時点)。
- 18歳未満の方
- 75歳以上の方
- 日本国外に住んでいる方
- 「特定在留カード」または「特定特別永住者証明書」を本人確認書類として使う方
また、ほかのコインチェックのアカウントですでに使っているメールアドレスは登録できません。家族で口座を作る場合は、一人ひとり別のメールアドレスを用意しましょう。
口座開設に必要なもの
| 必要なもの | ポイント |
|---|---|
| メールアドレス | コインチェックに登録したことのないもの |
| スマートフォン | 個人の口座開設はアプリで行う。「かざして本人確認」はNFC(ICチップを読み取る機能)に対応した機種が必要 |
| 本人確認書類 | マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、在留カードなど |
| マイナンバーカードの暗証番号 | 「かざして本人確認」を使う場合は、署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16桁)が必要 |
| 銀行口座 | 口座ができたあとの入金・出金に使う |
マイナンバーカードの署名用電子証明書のパスワードを忘れていると、ここで手続きが止まってしまいます。忘れた場合は市区町村の窓口で再設定できますが、時間がかかるので、事前に確認しておくのがおすすめです。
コインチェックの口座開設の流れ
公式FAQで案内されている流れを、わかりやすく整理しました。
- 会員登録:アプリでメールアドレスとパスワードを入力し、届いた確認メールのURLをタップする
- パスキーの登録:スマホの顔認証や指紋認証でログインできるようにする設定。口座開設には必須
- 重要事項の確認と取引口座の申込:各種の重要事項を確認し、国籍や口座のタイプを選ぶ
- 本人確認書類の提出と基本情報の入力:「かざして本人確認」か「写真で本人確認」を選び、氏名・住所・職業などを入力する
- 審査を待つ:結果はメールで届く
- 税務上の届出:届出が確認されると、取引を始められる
パスキーとは、パスワードの代わりにスマホの生体認証などを使ってログインする仕組みです。パスワードを盗まれて不正ログインされる心配が減るので、セキュリティ面でも安心です。
「かざして本人確認」と「写真で本人確認」の違い
| 方法 | やること | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| かざして本人確認 | マイナンバーカードをスマホにかざしてICチップを読み取る | 最短で当日中 |
| 写真で本人確認 | 本人確認書類と自分の顔をスマホで撮影する | 数時間〜 |
どちらも、申し込みが混んでいるときや書類に不備があるときは、さらに時間がかかることがあります(審査に最大2営業日ほどかかる場合があると紹介しているメディアもあります)。夜や休日に申し込んだ場合は、翌営業日以降の審査になることもあります。
参考までに、私の口座の本人確認画面です。審査が完了すると、このように「本人確認書類の審査が完了しました」と表示されます。私が口座を作ったころは、住所確認のハガキを受け取る手順もありましたが、今はアプリでのオンライン手続きが基本になっています。

本人確認でつまずきやすいポイント
口座開設が進まない原因は、だいたい次のどれかです。申し込む前にチェックしておきましょう。
- 書類の写真が読みにくい:光の反射、書類の端が切れている、暗い場所での撮影は差し戻しの原因になりやすい
- 書類の有効期限が切れている・住所が古い:入力した住所と書類の住所が一致しないと進まない
- マイナンバーカードが読み取れない:スマホのNFCがオフになっている、カードをケースに入れたまま、などが多い
- 確認メールが届かない:迷惑メールフォルダを確認する
- 年齢などの条件に当てはまらない:18歳未満・75歳以上は申し込めない
なお、2027年4月からは、オンラインでの本人確認のルールが変わり、マイナンバーカードを使った方法が中心になる予定です。詳しくはこちらの記事で解説しています。
→ 2027年4月から口座開設の本人確認が変わる!犯収法改正でマイナンバーカードは必須?
ほかの取引所と比べて本人確認のスピードがどうなのかは、こちらで4社を比べています。
→ 口座開設・本人確認のスピードを4社比較!コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤー・GMOコイン
口座ができたら最初にやること
1. 2段階認証を設定する
2段階認証とは、ログインや送金のときに、パスワードに加えて認証アプリに表示される6桁の数字の入力を求める仕組みです。万が一パスワードが漏れても、不正にログインされにくくなります。入金する前に、必ず設定しておきましょう。

スマホを機種変更するときは、2段階認証の引き継ぎを忘れるとログインできなくなることがあります。手順はこちらでまとめています。
→ コインチェックとビットバンクの2段階認証を機種変更で引き継ぐ方法
2. 日本円を入金する
入金の方法は、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金の3つです。
| 入金方法 | 手数料(2026年10月時点) |
|---|---|
| 銀行振込 | 無料(銀行の振込手数料は自分で負担) |
| コンビニ入金 | 3万円未満770円、3万円以上30万円以下1,018円 |
| クイック入金 | 3万円未満770円、3万円以上50万円未満1,018円、50万円以上は入金額×0.11%+495円 |
手数料を抑えるなら銀行振込がおすすめです。振込先は、GMOあおぞらネット銀行か楽天銀行から選べます。

画面にも注意書きがあるとおり、振込先の口座番号は人によって違い、振込人の名義はコインチェックに登録した本人の名義である必要があります。別の名義で振り込むと、自分で組み戻し(返金)の手続きが必要になるので注意しましょう。ほかの取引所との入金方法の違いは、こちらでまとめています。
3. ビットコインなどを買う
入金できたら、ホーム画面の「ビットコインを買う」から購入できます。ホーム画面には、ビットコインやイーサリアム、リップル(XRP)、ステラルーメン(XLM)など、扱っている通貨の価格が一覧で表示されます。

最初は数千円など、なくなっても困らない金額から始めるのがおすすめです。毎月決まった額を自動で買う「Coincheckつみたて」を使う方法もあります。
→ コインチェックつみたての積立上限額が引き上げ!新しい上限額と積立額を増やすメリット・注意点
コインチェックで口座を作るメリット・注意点
メリット
- アプリが見やすく、はじめてでも迷いにくい
- 500円相当から暗号資産を買える
- 歩いて稼ぐアプリで貯めたXRPやXLMの送り先としても使いやすい
- 積立やステーキング(ETHを持っているだけで報酬がもらえる)にも対応
注意点
- 販売所で買うと、買値と売値の差(スプレッド)が実質的なコストになる
- 日本円の出金には407円かかる
- 暗号資産は値動きが大きく、元本保証はない
ほかの取引所とも比べてから決めたい方は、こちらの比較記事も参考にしてください。
→ コインチェックとビットバンクを徹底比較!初心者はどっちを選ぶべき?
まとめ
- コインチェックの個人の口座開設は、アプリだけで手続きできる
- 必要なものはメールアドレス・スマホ・本人確認書類。マイナンバーカードがあればスムーズ
- 本人確認は「かざして本人確認」なら最短で当日中。混雑時は数日かかることも
- 18歳未満・75歳以上・海外在住の方は口座を作れない
- 口座ができたら、2段階認証を設定してから入金する
口座開設そのものは無料です。思い立ったときに手続きだけ済ませておくと、買いたいときにすぐ動けます。