スマホを買い替えたら、コインチェックやビットバンクにログインできなくなった。そんな相談をよく見かけます。原因の多くは、2段階認証の設定を新しいスマホに引き継がないまま、古いスマホを初期化してしまうことです。
この記事では、コインチェックとビットバンクの2段階認証を機種変更で引き継ぐ方法を、「機種変更の前にやること」と「もうやってしまった後の対処」に分けて説明します。
先に結論:古いスマホを初期化する前に移行する
- 2段階認証の認証アプリ(Google Authenticatorなど)は、古いスマホが使えるうちに新しいスマホへ移す
- 設定時に表示される「セットアップキー(シークレットキー)」を紙に控えておけば、スマホが壊れても復元しやすい
- 古いスマホがもう使えない場合は、各取引所の問い合わせフォームから相談する(本人確認などで時間がかかることがある)
- 取引所の口座を1つだけにしておくと、ログインできない間は売買も出金もできない。予備の口座があると安心
2段階認証とは?なぜ機種変更でつまずくのか
2段階認証とは、パスワードに加えて、スマホの認証アプリに表示される6桁の数字(30秒ごとに変わります)を入力してログインする仕組みです。パスワードが漏れても、スマホがなければログインできないので、不正ログインや不正出金を防げます。
この6桁の数字は、スマホの中の認証アプリが作っています。つまり、認証アプリの中身を移さずにスマホを替えると、数字が表示されなくなり、ログインできなくなってしまいます。
機種変更の前にやること(チェックリスト)
- 古いスマホで、各取引所にログインできることを確認する
- どの認証アプリを使っているか確認する(Google Authenticator、iPhoneのパスワード機能など)
- 認証アプリのアカウントを新しいスマホに移す(下で取引所ごとに説明します)
- 新しいスマホで、表示された数字を使ってログインできるか試す
- ログインできたことを確認してから、古いスマホを初期化・下取りに出す
大事なのは5番です。新しいスマホで一度ログインできたことを確認するまで、古いスマホは初期化しないでください。
コインチェックの2段階認証を引き継ぐ方法
コインチェック公式FAQでは、使っている認証アプリごとに次の方法が案内されています。
Google Authenticatorを使っている場合
- 古いスマホのGoogle Authenticatorで、アカウントを新しいスマホへ移行する(アプリの「アカウントを移行」機能を使います)
- 新しいスマホのGoogle Authenticatorにコインチェックの項目が表示されることを確認する
- 表示された6桁の数字で、新しいスマホからログインできるか確認する
iPhoneのパスワード機能(iOSのパスワード管理)を使っている場合
- 古いiPhoneで、パスワードをiCloudにバックアップする
- 新しいiPhoneにiCloudのデータを移す
- App Storeからコインチェックのアプリを入れてログインし、2段階認証を求められたらiCloudで移したパスワードの認証コードを使う
電話番号も変わる場合
機種変更と同時に電話番号が変わる場合は、登録電話番号の変更も必要です。公式FAQによると、電話番号の変更はアプリではなくWebブラウザ版のコインチェックから行い、ログインしてから30分ほど待つ必要があります。また、電話番号を変更してから24時間は暗号資産の送金ができません。送金の予定がある方は、タイミングに注意してください。
セットアップキーを控えていなかった場合
以前から使われている方法として、古いスマホが使えるうちに2段階認証をいったん解除し、改めて設定し直す方法があります。設定し直すときに表示される「セットアップキー(シークレットキー)」を紙に控えておけば、次にスマホが壊れたりなくしたりしても、認証アプリに手入力して復元しやすくなります。
ビットバンクの2段階認証を引き継ぐ方法
ビットバンクの2段階認証は、ログイン後の「セキュリティ」設定画面から設定します。対応する認証アプリとして、Google Authenticator、IIJ SmartKey、Authyが案内されています。
- 使っている認証アプリにアカウントの移行機能があれば、古いスマホから新しいスマホへ移す
- 移行機能がない場合や、うまくいかない場合は、古いスマホで認証コードを入力できるうちに2段階認証を解除し、新しいスマホで設定し直す
- 新しいスマホのコードでログイン・出金の確認ができるか試す
ビットバンクは、出金時にも2段階認証のコードを求める設定になっていることが多いので、ログインだけでなく出金画面まで確認しておくと安心です。手順の画面は変わることがあるため、ビットバンク公式サポートの「2段階認証の設定方法」の記事もあわせて確認してください。
もう古いスマホが使えない・なくしてしまった場合
古いスマホを初期化してしまった、なくしてしまった、という場合は、自分で2段階認証を解除することはできません。各取引所の問い合わせフォームから、「2段階認証の解除(リセット)をしたい」と相談しましょう。
- コインチェック:公式FAQの「2段階認証によるログインができません」を確認し、解決しなければ問い合わせフォームから連絡
- ビットバンク:公式サポートの問い合わせフォームから連絡
なりすましを防ぐため、本人確認書類の提出などを求められることがあり、解除までに時間がかかる場合があります。必要な書類や日数は、案内に従ってください。
その間は、ログインできないので売買も出金もできません。相場が大きく動いたときに何もできない状態になってしまいます。
メインの取引所が使えないときのために、予備の口座を
2段階認証のトラブルに備えるなら、取引所の口座は1つより2つあったほうが安心です。片方にログインできなくなっても、もう片方で売買や送金ができます。取引所のシステム障害やメンテナンスのときにも役立ちます。
コインチェックはアプリが見やすく、初心者でも操作に迷いにくい取引所です。ビットバンクは取引所(板取引)で扱う銘柄が多く、アルトコインを安く売買したい方に向いています。どちらも口座開設は無料なので、使っていない方を予備として開設しておくのがおすすめです。
▼ビットバンクの口座開設はこちら
ビットバンク
2社の違いはコインチェックとビットバンクを徹底比較!初心者はどっちを選ぶべき?で詳しく比べています。
2段階認証まわりで気をつけたいこと
- セットアップキーや認証コードを、他人やSNSで知り合った人に絶対に教えない
- 「2段階認証の再設定が必要です」というメールやSMSのリンクは、偽サイトの可能性を疑い、公式アプリから確認する
- スマホの時刻設定は「自動」にしておく(時刻がずれるとコードが合わなくなります)
偽サイトや詐欺の手口は仮想通貨詐欺の手口と見分け方、取引所のセキュリティ対策の違いは仮想通貨取引所のセキュリティ対策を徹底比較でまとめています。
まとめ
コインチェックやビットバンクの2段階認証は、古いスマホが使えるうちに認証アプリを移すのがいちばん確実です。新しいスマホでログインできたことを確認してから、古いスマホを初期化しましょう。セットアップキーを紙に控えておけば、万が一のときも復元しやすくなります。
もしもの時に慌てないよう、予備の取引所口座を1つ持っておくのもおすすめです。
※この記事は2026年10月10日時点の各社公式FAQ・サポート情報をもとにしています。手順や画面は変わることがあるため、操作の前に公式サイトで最新の情報を確認してください。