最近、テレビCMやSNSで「ウルトラ投資アプリ TOSSY(トッシー)」という名前を見かけるようになりました。株もFXも暗号資産も、ひとつのアプリで取引できるという新しいサービスです。
一方で、検索してみると「TOSSY 危険」「TOSSY 怪しい」といった言葉も一緒に出てきて、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、TOSSYがどんなサービスなのか、特徴やメリット、そして「危険」と言われる理由の正体を、公式サイトの情報をもとに初心者の方にもわかりやすく解説します。
TOSSY(トッシー)とは?
TOSSYは、ネット証券のDMM.com証券が2025年10月29日に提供を開始した投資アプリです。正式名称は「ウルトラ投資アプリ TOSSY」です。
最大の特徴は、次の6つのアセット(資産の種類)を、アプリひとつでスピーディーに売買できることです。
| アセット | 主な取引対象(提供開始時点) |
|---|---|
| 株式 | 国内株・米国株の人気銘柄 |
| 為替(FX) | 米ドル/円などの通貨ペア |
| 暗号資産 | ビットコイン、イーサリアム、XRP、ソラナなど |
| 株価指数 | 日経225、ナスダック100など |
| 商品資源 | 金、原油、小麦など |
| バラエティ | VIX指数(恐怖指数)など |
ここで大事なポイントがあります。TOSSYの取引はすべてCFD(差金決済取引)です。CFDとは、株や暗号資産そのものを買うのではなく、「買ったときと売ったときの価格差」だけを日本円でやり取りする取引のことです。そのため、TOSSYで株を買っても株主にはなりませんし、暗号資産を外部のウォレットに送金することもできません。
TOSSYの主な特徴
①6つのアセットをアプリひとつで取引できる
普通なら、株は証券会社、FXはFX会社、暗号資産は暗号資産取引所と、口座を分けて管理する必要があります。TOSSYならアカウントひとつで、ニュースを見て「今は金が動きそう」「株価指数を売りたい」といった判断をすぐ取引に移せます。スマホアプリのほか、PCのWebブラウザ版でも取引できます。
②取引手数料は0円
公式サイトによると、TOSSYの取引手数料はすべて0円です。ただし、買値と売値の差(スプレッド)や、ポジションを持ち越したときのスワップポイント・金利調整額などは発生することがあるので、「コストが完全にゼロ」というわけではない点は覚えておきましょう。
③レバレッジをかけた取引ができる
TOSSYでは、アセットごとに次のレバレッジ(預けたお金の何倍まで取引できるか)が設定されています。
- 株式:5倍
- 株価指数:10倍
- 為替(FX):25倍
- 暗号資産:2倍
- 商品資源:20倍
- バラエティ:5倍
暗号資産は国内の他の取引所と同じく最大2倍です。暗号資産のレバレッジ取引を他社と比べたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 仮想通貨のレバレッジ取引を3社比較!GMOコイン・ビットバンク・ビットフライヤーの違いは?
④ゲーム感覚で楽しめる機能
自分の成績がわかる「勝率分析」や、他のユーザーと勝率を競える「ランキング」機能があり、1回の新規取引で最大15ポイントがもらえる「取引応援ポイント」もあります。投資を楽しく続けられる工夫が多いのもTOSSYらしいところです。
⑤デモ取引で練習できる
アプリをダウンロードすれば、アカウント登録なしでデモ取引を試せます。いきなりお金をかけるのが不安な方は、まずデモで操作感を確かめてみるのがおすすめです。
TOSSYは危険?怪しい?と言われる理由
結論からお伝えすると、TOSSYを運営しているDMM.com証券は、金融庁に登録された正規の金融商品取引業者(関東財務局長(金商)第1629号)です。サービス自体が詐欺ということはありません。
それでも「危険」と検索される背景には、次のようなポイントがあると私は考えています。
レバレッジ取引なので損失が膨らみやすい
TOSSYはレバレッジをかけたCFD取引です。FXなら最大25倍なので、相場が少し逆に動いただけでも大きな損失になり得ます。TOSSYでは証拠金維持率が50%以下になると、そのアセットの全ポジションがロスカット(強制決済)されます。また、日次の判定時刻に証拠金維持率が100%を下回ると追加証拠金(追証)が発生し、その日のうちに解消できないとすべてのポジションが強制決済されるルールもあります。
ゲーム感覚で取引しすぎてしまうリスク
ランキングやポイントは楽しい反面、つい取引回数が増えてしまう原因にもなります。「なくなっても生活に困らないお金」の範囲で、ルールを決めて使うことが大切です。
偽サイト・フィッシング詐欺に注意
TOSSYの公式サイトでは、TOSSYやDMM.com証券の名前をかたる偽のウェブサイトやフィッシング詐欺への注意喚起が掲載されています。アプリは必ずApp StoreまたはGoogle Playの公式ページからダウンロードし、SNSのDMなどで届くリンクからログインしないようにしましょう。
TOSSYのメリット・デメリット
メリット
- 株・FX・暗号資産・金などをアプリひとつで取引できる
- 取引手数料が0円
- 登録不要のデモ取引で練習できる
- 大手のDMM.com証券が運営しているので安心感がある
デメリット
- すべてCFDなので、株主優待や配当目的の長期投資には向かない
- レバレッジ取引のため、損失が大きくなる可能性がある
- 新NISAの対象外(CFDはNISAで取引できません)
- DMM FXなど他サービスのアカウントがあっても、TOSSY用に新規登録が必要
TOSSYの始め方
- App StoreまたはGoogle Playから「TOSSY」アプリをダウンロード
- アプリの登録ボタンから、画面の案内に沿って申し込み
- マイナンバーカードをスマホにかざして本人確認(他の本人確認書類も選択可)
- 審査完了後、入金して取引開始(最短で即日取引可能)
すでにDMM.com証券でDMM FXなどのアカウントを持っている方も、TOSSYは別途アカウント登録が必要な点に注意してください。
TOSSYの税金
TOSSYで得た利益の税金は、アセットによって扱いが異なります。公式サイトによると、暗号資産以外(株式・FX・株価指数など)の利益は「雑所得」として申告分離課税、暗号資産の利益は総合課税の対象です。同じアプリの中でも税金の計算方法が分かれる点は、確定申告のときに注意が必要です。
TOSSYはこんな人におすすめ
- 株・FX・暗号資産・金などを幅広く、ひとつのアプリで取引したい人
- 短期売買やショート(売り)も含めて、相場の上げ下げどちらでも狙いたい人
- まずはデモ取引で、レバレッジ取引を体験してみたい人
反対に、新NISAでじっくり長期投資をしたい方や、暗号資産を現物でコツコツ積み立てたい方には、TOSSYよりも一般的な証券口座や暗号資産取引所のほうが向いています。私自身も、資産づくりの土台は積立の長期投資にしつつ、TOSSYのようなサービスは「余裕資金で楽しむ枠」として使い分けるのがよいと考えています。
よくある質問
Q. TOSSYで買った株の配当や株主優待はもらえますか?
A. もらえません。TOSSYはCFD取引のため、株式そのものを保有するわけではありません(銘柄によっては配当相当の調整額が発生する場合があります)。
Q. PCでも取引できますか?
A. はい。「TOSSY PC Webブラウザ版」で取引できます。
Q. 口座開設や維持にお金はかかりますか?
A. アカウントの登録・管理費用、取引手数料はかかりません。ただしスプレッドやスワップなどのコストは発生します。
まとめ
TOSSY(トッシー)は、DMM.com証券が提供する、株・FX・暗号資産など6つのアセットをアプリひとつで取引できる新しい投資アプリです。
- 運営は金融庁登録の正規業者で、サービス自体が詐欺というわけではない
- 取引はすべてレバレッジをかけたCFDなので、ロスカットや追証のルールは必ず理解しておく
- 取引手数料0円、登録不要のデモ取引あり
「危険」と言われるのはサービスの中身ではなく、レバレッジ取引ならではのリスクによるものです。まずはデモ取引で感覚をつかみ、少額から無理のない範囲で試してみてください。