以前の記事で、コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤーの3社の積立(自動購入)サービスを比較しました。
今回は、この3社に加えて、ステーキングやレンディングの記事でも取り上げてきたGMOコインの積立サービス「つみたて暗号資産」を含めた4社比較をお届けします。GMOコインには他の3社にはない特徴やルールがあるので、これから積立を始めようと考えている方はぜひ参考にしてください。
積立(自動購入)とは?仕組みをわかりやすく解説
積立とは、あらかじめ決めた金額・頻度で、暗号資産(仮想通貨)を自動的に買い続ける仕組みです。毎日・毎週・毎月など、決まったタイミングで一定額を購入するため、価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く買うことになります。これにより購入価格が平均化され、一度にまとめて買うよりも値動きのリスクを抑えやすくなるのがメリットです(この考え方は「ドルコスト平均法」と呼ばれています)。
一度設定すれば自動的に購入が続くため、買うタイミングに悩む必要がないのも魅力です。ただし、将来の収益を保証するものではなく、相場が下落し続ければ元本割れするリスクがある点は他の投資方法と変わりません。
コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤー・GMOコインの積立を比較
4社の積立サービスを比較すると、以下のようになります(数値は記事執筆時点の参考値です)。
| 項目 | コインチェック | ビットバンク | ビットフライヤー | GMOコイン |
|---|---|---|---|---|
| 最低積立金額 | 月々10,000円〜 | 1回100円〜 | 1円〜 | 500円〜 |
| 積立頻度 | 毎日/毎月 | 毎日/毎月/1〜365日間隔で自由設定 | 毎日/毎週/毎月2回/毎月1回 | 毎日/毎週(水曜)/毎月(10日) |
| 対応銘柄数 | 34銘柄 | 44銘柄 | ― | 20銘柄 |
| スプレッド目安 | 6%程度 | 4.9%程度 | 6%程度 | 2.5%程度 |
※スプレッドは変動するため、最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。
GMOコインの積立「つみたて暗号資産」の特徴と注意点
GMOコインの積立サービスは「つみたて暗号資産」という名称で提供されています。最大の特徴は、最低500円という手軽さと、他の3社と比べてスプレッドが低めの水準にあるとされる点です(スプレッドは変動するため、実際の水準は必ず最新情報をご確認ください)。
対応銘柄はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP)をはじめとした20銘柄で、複数の銘柄を組み合わせて積立てることもできます。
一方で、GMOコイン独自の注意点もいくつかあります。
- 銀行口座からの自動引き落としには対応していません。積立日までにGMOコインの口座へ日本円を入金しておく必要があります。
- 積立の申し込み・変更・削除はブラウザからのみ対応しており、スマホアプリ「GMOコイン 暗号資産ウォレット」からは行えません。
- 積立日に口座残高が不足していると、その回の積立は見送られます。さらに3回連続で積立が行われなかった銘柄は、積立設定が自動的に削除されてしまいます。
このあたりは、コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤーにはない独自のルールなので、GMOコインで積立を始める場合は、口座への入金を忘れないよう資金管理をしておくと安心です。
どの取引所を選べばいい?
- とにかく少額から気軽に始めたい方は、1円から積立できるビットフライヤーや、500円から始められるGMOコインが選択肢になります。
- スプレッド(実質的なコスト)をできるだけ抑えたい方は、目安2.5%程度とされるGMOコインが候補になります。
- 積立の頻度を細かく自分で設定したい方は、1〜365日間隔で自由に設定できるビットバンクが向いています。
- 対応銘柄の多さを重視するなら、44銘柄に対応するビットバンクが選択肢になります。
まだ口座を持っていない方は、コインチェックとビットバンクを徹底比較!初心者はどっちを選ぶべき?や、ビットフライヤーとビットバンク、暗号資産の口座開設はどっちがいい?もあわせてご覧になり、ご自身に合った取引所を選んでみてください。
また、GMOコインは積立以外にも、ステーキングやレンディングといった「保有しているだけで増やす」「貸して増やす」サービスも提供しています。あわせてこちらの記事もぜひ参考にしてください。
- 仮想通貨のステーキングを4社比較!コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤー・GMOコインの違いは?
- 仮想通貨のレンディングを4社比較!コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤー・GMOコインの違いは?
なお、コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤー3社の積立比較については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
今回は、コインチェック・ビットバンク・ビットフライヤーにGMOコインを加えた4社の積立サービスを比較しました。
GMOコインの「つみたて暗号資産」は、500円という少額から始められ、スプレッドも低めとされる魅力がある一方、銀行口座からの自動引き落としに対応していない、申し込みはブラウザからのみ、といった独自の注意点もあります。
積立は長期でコツコツ続けることが前提のサービスです。金額や頻度、対応銘柄だけでなく、こうした細かい運用ルールまで確認したうえで、ご自身に合った取引所を選んでいただければと思います。
※本記事の内容は執筆時点の情報です。手数料やスプレッド、対応銘柄などは変更される可能性があるため、実際にお申し込みの際は必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。