コインチェックのIEOとは?参加方法・当選確率・過去の実績をわかりやすく解説

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「IEO」という言葉を、コインチェックのアプリやニュースサイトで見かけたことはありませんか? 新規上場前の暗号資産を、抽選に当たれば早期に購入できるという仕組みで、株式投資でいうIPO(新規公開株)に近いイメージを持つとわかりやすいかもしれません。

私も過去にコインチェックのIEOに何度か申し込んだことがあるのですが、正直なところ「当たれば必ず儲かる」というものではありませんでした。この記事では、コインチェックのIEOの仕組みや参加方法、これまでの実施実績、そして参加する前に知っておきたい注意点まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

IEO(Initial Exchange Offering)とは?

IEOとは、企業やプロジェクトが新しく発行する暗号資産(トークン)を、暗号資産取引所を通じて販売する資金調達の方法です。流れを簡単に整理すると、次のようになります。

  1. 企業がトークンを発行し、取引所に販売を委託する
  2. 取引所が発行元企業の事業内容や信頼性について審査を行う
  3. 取引所が自社のユーザー向けにIEO(購入申込の受付)を実施する
  4. 集まった資金から手数料を差し引いたうえで、企業に資金が渡る

取引所があらかじめ審査を行ったうえで販売するため、個人が直接プロジェクトに投資するICO(Initial Coin Offering)などと比べて信頼性が高いとされている点が特徴です。また、上場のタイミングがあらかじめ決まっているため、「いつ取引が始まるかわからない」という不安が少ないのもメリットです。ただし、審査を通っているからといって、値上がりが保証されているわけではありません。この点は後ほど詳しく説明します。

国内でIEOを実施している取引所はまだ限られており、コインチェックはその数少ない実施実績を持つ取引所のひとつです。

コインチェックのIEO、これまでの実施実績

コインチェックは2026年9月時点で、これまでに4回のIEOを実施しています。それぞれの申込倍率と、上場後の値動きの一例を見てみましょう。

実施回銘柄実施時期申込倍率公募価格からの値動き(一例)
第1弾パレットトークン(PLT)2021年7月24.11倍公募価格4.05円→2021年末に一時60円近くまで高騰も、その後下落基調に。2025年1月20日にコインチェックでの取扱いが廃止
第2弾フィナンシェトークン(FNCT)2023年3月18.78倍公募価格0.41円
第3弾ブリリアンクリプトトークン(BRIL)2024年5月22.04倍公募価格21.6円→上場直後には公募価格の約4.6倍にあたる99.6円まで上昇する場面も
第4弾ファンプラ(FPL)2025年11月9.06倍公募価格1円→板寄せ方式による初値は1.495円だったものの、わずか1分後には0.51円前後まで急落

こうして並べてみると、上場直後に大きく値上がりした銘柄もあれば、公募価格を大きく下回ってしまった銘柄もあることがわかります。さらに、第1弾のパレットトークン(PLT)のように、上場から3年半ほど経った2025年1月に取扱い自体が廃止された例もあります(暗号資産の上場廃止については、こちらの記事でも詳しく解説しています)。IEOに当選できたからといって、その後もずっと安心して保有し続けられるとは限らない、という点は覚えておきたいところです。

コインチェックのIEOに参加する方法

コインチェックのIEOに参加する流れは、大きく3つのステップに分けられます。

1. 口座開設をしておく

IEOは、その時々で対象の取引所にすでに口座を持っているユーザーだけが参加できる仕組みです。募集が始まってから口座開設をしていては、本人確認の審査に時間がかかり、申込期間に間に合わない可能性があります。IEOの情報はコインチェックからのメールなどで案内されるため、興味がある方はあらかじめ口座開設を済ませておくと安心です。

2. 対象IEOが始まったら日本円を入金し、申込む

募集が始まったら、申込みたい口数に応じた日本円を入金し、申込み手続きを行います。申込みの際は、購入代金に加えて販売手数料もあわせて必要になる点に注意してください(手数料の割合は案件ごとに案内されます)。申込んだ分の日本円は、抽選結果が出るまでの間、口座内で拘束され引き出せなくなります。

3. 抽選結果を待つ

申込みが締め切られると、1週間以内をめどに抽選が行われ、結果はメールなどで通知されます。当選した場合は、上場日にあわせてトークンが付与され、上場日から売買ができるようになります。落選した場合は、拘束されていた日本円の拘束が解除され、通常どおり使える状態に戻ります。

IEOの当選確率はどれくらい?

コインチェックのIEOでは、申込みの総数が売り出す口数を下回った場合は、申込んだ人全員に1口ずつ割り当てられます。一方、申込みが売り出し口数を上回った場合は、1人につき1つの抽選権が割り当てられ、抽選に外れなければ1口が当たる仕組みです(同じ人が2口以上当選することはありません)。

これまでの申込倍率(24.11倍・18.78倍・22.04倍・9.06倍)を踏まえると、人気の高い案件では当選確率がおおむね5〜10%前後、注目度が高いプロジェクトではそれ以下になることもあると考えられます。狭き門であることは、参加する前に知っておいたほうがよいでしょう。

IEOに参加するときの注意点

最後に、IEOに申込む前に押さえておきたい注意点を整理します。

  • 当選しても必ず値上がりするとは限らない:先ほどのファンプラ(FPL)のように、上場直後に公募価格を大きく下回ってしまうケースもあります。
  • 販売手数料がかかる:購入代金とは別に手数料が発生するため、実際の負担額は事前に確認しておきましょう。
  • 申込期間中は資金が拘束される:当選するかどうかわからない状態で、申込んだ分の日本円は一時的に引き出せなくなります。
  • 長期的に取扱いが廃止される可能性もゼロではない:パレットトークン(PLT)のように、数年後に取扱い廃止となった実例があります。
  • 次回の実施時期は未定:2026年9月時点で、コインチェックから次回IEOの具体的な予定は公表されていません。実施間隔は1年以上空くこともあるため、気長に公式サイトの発表を待つ姿勢が必要です。

IEOは「当選=利益確定」というものではなく、上場後の値動きを含めてひとつの暗号資産投資であるということを忘れないようにしたいですね。

次のIEOに備えて、今のうちにやっておきたいこと

IEOは実施が発表されてから申込みまでの期間が短いことも多く、口座がないと参加のチャンスを逃してしまいます。まだコインチェックの口座を持っていない方は、次回のIEOに備えて、今のうちに口座開設だけでも済ませておくのがおすすめです。口座開設の本人確認にかかる期間の目安は、こちらの記事でも紹介しています。

コインチェック

また、コインチェックとあわせて他の取引所も比較検討したいという方は、コインチェックとビットバンクを比較した記事もあわせてご覧ください。

まとめ

コインチェックのIEOは、新規上場前の暗号資産を抽選で購入できるユニークな仕組みです。これまで4回実施されており、上場直後に大きく値上がりした銘柄もあれば、公募価格を下回ってしまった銘柄、さらには数年後に取扱い自体が廃止された銘柄もありました。

参加すること自体は口座さえあれば誰でもできますが、「当選すれば必ず儲かる」というものではない点はしっかり理解したうえで検討することをおすすめします。次回のIEOがいつ実施されるかは現時点で未定ですが、興味のある方は口座開設だけでも早めに済ませておくとよいでしょう。

コインチェック

よくある質問

Q. コインチェックの次回IEOはいつ実施されますか?
A. 2026年9月時点で、次回IEOの具体的な実施時期は公表されていません。過去の実施間隔を見ると1年以上空くこともあるため、公式サイトやアプリからのお知らせをこまめに確認するのがおすすめです。

Q. IEOに落選した場合、お金はどうなりますか?
A. 落選した場合は、申込みのために拘束されていた日本円の拘束が解除され、通常どおり使える状態に戻ります。

Q. IEOは必ず儲かりますか?
A. いいえ。過去の実績を見ても、上場直後に値上がりした銘柄もあれば、公募価格を大きく下回ってしまった銘柄もあります。当選すれば必ず利益が出るというものではないため、値動きのリスクを理解したうえで参加を検討してください。

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