Pi Networkとは?仕組み・始め方・出金方法までわかりやすく解説【4年使った本音レビュー】

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「スマホをタップするだけで仮想通貨がもらえる」と話題になったPi Network(パイネットワーク)。名前は聞いたことがあっても、「結局どういう仕組みなの?」「詐欺じゃないの?」「換金はできるの?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

私自身、Pi Networkはかれこれ4年ほど使い続けています。今回は、実際に4年間マイニングを続けてきた立場から、Pi Networkの仕組みや始め方、そして気になる詐欺疑惑や出金の現状まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

Pi Networkとは?基本の仕組みをわかりやすく解説

Pi Networkは、スタンフォード大学の卒業生らが中心となって開発したブロックチェーンプロジェクトです。独自の暗号資産「Pi(パイ)」を、スマートフォンアプリ上で入手できることが最大の特徴です。

ビットコインのマイニングというと、専用の高性能なマシンを何台も並べて、大量の電力を消費しながら計算を行う…というイメージを持っている方が多いと思います。Pi Networkはこの点が大きく異なり、「Stellar Consensus Protocol(SCP)」という省電力な合意形成の仕組みを採用しているため、普段使っているスマートフォンだけで参加できます。特別な機材も、大きな電気代もかかりません。

この「スマホだけで完結する手軽さ」が、Pi Networkが世界中で数千万人規模のユーザーを集めた理由のひとつです。

Pi Networkの始め方(招待コードと登録手順)

Pi Networkは、既存ユーザーからの招待コードがないと新規登録ができない仕組みになっています。これは、無関係な人が大量にアカウントを作ることを防ぐためのルールです。

始め方の大まかな流れは、次のとおりです。

1. 公式アプリ「Pi Network」をスマートフォンにインストールする
2. 招待してくれる人の招待コードを入力して登録する
3. 電話番号(または Facebook アカウント)で本人確認を行う
4. プロフィール名などの初期設定を済ませる

登録自体は数分で終わり、難しい操作は特にありません。ただし、招待コードは知人から教えてもらうか、Pi Networkを紹介しているブログ・SNSなどで探す必要があります。

マイニングのやり方は「1日1回タップするだけ」

Pi Networkのマイニングは、非常にシンプルです。アプリを開き、中央にある雷マークのボタンをタップするだけ。これだけで、24時間分のマイニングがスタートします。

24時間が経過すると自動的にマイニングは停止するため、また雷マークをタップして再開する、という流れを繰り返します。パソコンをつけっぱなしにする必要もなく、アプリを開いてタップするだけなので、通勤中や休憩時間のちょっとした時間に続けられる手軽さがあります。

さらに、「セキュリティサークル」という、信頼できる知人同士でグループを作る機能に参加したり、招待した人が実際にマイニングを続けたりすることで、マイニング速度(もらえるPiの量)が上がっていく仕組みになっています。

なお、スマホでのマイニングをより効率よく続けるための工夫については、以前「スマホのマイニングアプリ(MRST Mining、Pi Network)は、アップルウォッチがあれば効率アップ!」という記事でも紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。

KYC(本人確認)とは?なぜ必要なのか

Pi Networkである程度マイニングを続けていくと、「KYC」という本人確認の手続きを求められる場面が出てきます。KYCとは「Know Your Customer」の略で、運転免許証やパスポートなどの身分証明書を使って「本人であること」を証明する手続きのことです。

これは銀行口座の開設や、一般的な仮想通貨取引所の口座開設でも必ず行われている、ごく一般的な仕組みです。Pi Networkの場合、これまでマイニングで貯めてきたPiを、後述するメインネット上の自分のウォレットへ移す(=実質的に「使える資産」にする)ために必要な手続きとして位置づけられています。

2026年に入ってからは、世界全体で1,800万人以上のユーザーがKYCを完了しているとされており、Pi Network側もこの本人確認プロセスの拡充に力を入れている状況です。

メインネットの現状(2026年時点)

Pi Networkは2025年2月に「オープンメインネット」へ移行し、それまで社内的なテストネット上でしか存在しなかったPiが、外部のブロックチェーンとやり取りできる状態になりました。これは、Pi Networkにとって大きな節目です。

2026年に入ってからも、決済サービスのPayPalが「Pay with Crypto」の対応通貨にPiを追加したと発表したり、ロボット関連企業「RoboPay」との提携が発表されたりと、実際の決済・実用面での動きが少しずつ出てきています。また、ネットワークを支える基盤技術(プロトコル)についても、2026年9月時点でバージョンアップ(v27.1からv28への移行)が進められており、開発は継続中です。

とはいえ、後述するとおり、まだ大手の国内仮想通貨取引所には上場しておらず、実用化・普及の途上にあるプロジェクトである点は押さえておく必要があります。

【体験談】4年間Pi Networkを使い続けてわかったこと

ここからは、私自身の実体験をお伝えします。私がPi Networkを始めたのは今から4年ほど前で、それ以来、日々のマイニングをコツコツと継続してきました。現在、私が保有しているPiは1727.41879枚です。

正直なところ、始めた当初は「本当に価値がつくのか半信半疑」という気持ちが大きかったです。ただ、1日1回アプリを開いてタップするだけという手軽さだったこともあり、大きな負担なく続けることができました。途中でメインネットへの移行やKYCの手続きなど、いくつかの節目がありましたが、実際に自分の目でプロジェクトの進捗を追いかけてこられたのは、長く続けてきたからこその経験だと感じています。

一方で、後述する詐欺疑惑や、出金・換金までのハードルの高さなど、良い面ばかりではないというのも、4年間使ってきた実感としてお伝えしておきたいところです。

Pi Networkは詐欺なのか?よくある疑問に答える

Pi Networkについて調べると、「詐欺なのでは」という声を目にすることも少なくありません。ここは誠実にお伝えしておきたいポイントです。

批判的な意見としては、主に次のようなものがあります。

・招待した人数に応じて報酬が増える仕組みが、ポンジスキーム(後から参加した人のお金で先に参加した人が利益を得る仕組み)に似ていると指摘されている
・Binanceなど、世界的に利用者の多い大手取引所にはPiが上場していない
・海外の大手取引所の経営者がPi Networkを「詐欺的だ」と公の場で批判したことがある
・過去には、Pi Networkを騙った詐欺的な勧誘について、海外の警察機関が注意喚起を行った例もある

一方で、Pi Networkの利用自体は無料であり、マイニングにお金を払う必要がないという点は、典型的な「投資詐欺」とは性質が異なります。また、前述のとおりPayPalとの連携やメインネットでの実用化の動きなど、プロジェクトとしての開発が継続している事実もあります。

「絶対に安全」とも「絶対に詐欺」とも言い切れないグレーな部分が大きいプロジェクトである、というのが正直なところです。少なくとも、価値が上がることを前提にお金を投じたり、他人を積極的に勧誘したりすることについては、慎重な判断をおすすめします。あくまで「無料でできる話のタネ」程度の距離感で関わるのが良いのではないかと、4年間使ってきた立場からは感じています。

出金・換金はできる?現状と流れの概要

マイニングで貯めたPiを実際に「お金」に換えられるのかどうかは、多くの方が気になるポイントだと思います。

結論からお伝えすると、2026年9月時点で、Pi Networkは日本国内の仮想通貨取引所には上場していません。そのため、Piを日本円に換金するには、Bitget・OKXといった海外の仮想通貨取引所の口座を開設し、そこにPiを送ってから他の通貨(USDTなど)に交換し、さらにコインチェックなどの国内取引所へ送金して日本円に換える、という複数のステップを踏む必要があります。

この方法は決して簡単とは言えず、海外取引所側のKYCが必要になったり、通貨を交換するたびに手数料がかかったりと、越えなければならないハードルがいくつも存在します。本記事では、あくまで「概要としてこういう流れになる」ということをお伝えするにとどめますが、実際に換金を検討する場合は、各取引所の最新の手数料やルールをご自身でよく確認したうえで、自己責任で進めていただくことをおすすめします。

Pi Networkの将来性と注意点

Pi Networkは、3,000万人以上ともいわれる登録ユーザー数と、155カ国以上という広がりを持つ、規模の大きいプロジェクトです。PayPalとの連携やRoboPayとの提携など、実際の決済インフラとの接続を模索する動きも出てきており、今後の実用化の広がりに期待する声もあります。

ただし、価格の面では、2025年2月のメインネット移行直後につけた最高値から大きく値を下げている状況が続いており、値動きは非常に不安定です。「マイニングを続ければ将来必ず大きな価値になる」といった断定的な情報を見かけても、鵜呑みにしないよう注意してください。

まとめ

Pi Networkは、スマートフォンだけで気軽に参加でき、電気代などの負担もかからない点が大きな特徴の暗号資産プロジェクトです。一方で、招待制の仕組みへの批判や、国内取引所に未上場であることなど、手放しにおすすめできる要素ばかりではないのも事実です。

私自身は4年間、無料でできる範囲でマイニングを継続し、1727.41879枚のPiを保有するに至りました。これから始めるかどうかを検討している方は、「お金をかけずに気長に様子を見る」くらいのスタンスで、ご自身の判断のもと関わっていただくのが良いのではないかと思います。

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